ガスタイナーハイルシュトレンとは?
トンネル内で温熱ラドン療法を行っている施設(医師による診察のもとオーストリアとドイツの健康保険適用です)です。
次のような慢性疾患の治療に効能があります。
運動器官系
呼吸器系
皮膚疾患
ラドン含有量:44kBq/㎡ 温度:37-41.5℃ 湿度:70-100%
ここは第2次大戦中ドイツがソ連の捕虜に金鉱を探鉱させていたところで、このとき冬の抗外は-20℃、抗内は+40℃と温度差が60℃にもかかわらず、捕虜の風邪や リウマチが治っていくことが観察され、廃止後に調査・研究がすすめられました。
そして1952年、温熱(高温・高湿)と10万ベクレル/リットルにおよぶ高い空中ラドン濃度を利用して、リウマチや神経痛、 喘息、アトピーなどの治療が開始され、今では毎日500人以上がさまざまな疾患に対する治療を受け、実にその75%に効果が認められており、特にリウマチの痛みに対しては90%以上の確率で鎮痛効果が期待されています。
身体の細胞の修復メカニズムを活性化し、細胞の新陳代謝を促進します。
皮膚と肺から取り込まれた希ガスのラドンは素早く身体全体に運ばれ、治癒を促し炎症を鎮静する成分を活性化します。
これにより免疫系が強化され、自己治癒力が高まります。
※ラドンは20分で半分になり、3時間後にはほぼ完全に消失
します。
ラドン、温熱、高い湿度。この3つの要因が、世界で唯一の治療環境をつくり出しています。運動器官系や皮膚疾患、呼吸器系の疾患に対して持続的な効能があります。
例として、ベヒテレフ病などの運動器官系の疾患では、持続的な鎮痛効果(9カ月)と薬の削減(1年)が学術的に実証されています。
最新の医学、専門知識、そして全体的な視野に基づき、患者さまそれぞれの症状に適した治療コンセプトで対応します。
現代医学に伝統的な東洋医学を取り入れ、広範囲にわたる理想的な治療を提供します。
病因、病気の進行、治療、合併症の回避、痛みへの対処、日常生活における差し障りなど、少人数のグループで専門家の指導により自助をサポートし、自己責任の意識を高め、病気を正しく理解することで、より良い健康管理が出来るようになります。
さらに、目的に沿った運動により、長期的な体力増強を図ります。治療チームがお一人お一人にあったマニュアルをもとに、整体を含むストレッチや呼吸の仕方などを指導します。
プログラムには、ノルディックウォーキング、治療の一環としてのロッククライミング、スキーやその他の器具を使った筋力強化訓練。さらに太極拳や気功を取り入れた個人別の運動治療法も含まれます。